先輩インタビュー
話すことができなくても、私たちの想いは伝わっていました。
H.Sさん
特別養護老人ホーム志貴野長生寮 勤務
2018年入社
普段の仕事内容は、
どのようなものですか?
食事・排泄・入浴などの介助や利用者さんとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いています。
高岡市身体障害者福祉会で、
働くことになったきっかけは?
専門学生の頃に実習で行った施設で、利用者さんの笑顔のために働く職員の姿をみて、自分も福祉の現場で働きたいと感じました。実際に自分もお年寄りの方たちと関わることで、今まで感じたことのなかった「楽しい」という気持ちを強く感じたのもあります。実は保育士になるか悩んでいた時期もありました。でも施設見学に行き、過去に保育士だった方と会い、「初めから介護の世界に来ればよかった。やりがいのある楽しい職場だよ。」と話していたのがとても印象的で、介護に関わる仕事がしたいと、この仕事に決めました。
印象に残っている出来事は?
看取りの利用者さんがいた時、話すことが出来なかった利用者さんに対して、居室を通るたびに声掛けをしに行き、業務が終わり帰る際も、職員皆で「またね、明日も来るよ。頑張られ」などと声掛けをすると、その利用者さんが涙を流していたことがとても印象に残っています。その時に、寝たきりの状態で話はできなくても、ちゃんと私たちの声は聞こえているのだと知ることができました。
やりがいを感じた出来事、
嬉しかった出来事は?
担当の利用者さんに、いつものように挨拶や声掛けをすると、「ありがとう」や「あんた大好き」などと、笑顔で言われたことがとても嬉しかったことです。
仕事をする中で、
大切にしていることは?
いちばんは利用者さんに笑顔と真心で接すること。また利用者さんの小さな変化にも気付き対応し、緊急時などの際にも臨機応変に適切な対応ができるよう、職員間での「報・連・相」も大切にしています。